
無(最高の状態)
鈴木祐
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2021-07-16
累計読者数279
平均ハイライト数 23.8件/人
推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 71/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%
この本について
仕事でちょっと注意されたときや、寝る前にふと「また同じことで悩んでるな…」と落ち込むことがあります。実際の出来事よりも、そのあとに自分で勝手にふくらませた「二の矢、三の矢」でしんどくなる感じ、僕もずっと抜けられませんでした。 この本が面白いのは、自己を“ひとつの実体”として扱わず、状況ごとに生成される機能の集合として見るところです。そう捉えると、落ち込んでいるときの「私」と、うまく回っているときの「私」は別物で、そこに一貫した人格を探そうとするから苦しくなるんだな、と妙に腑に落ちました。ピダハン族の話も印象的で、痛みは痛みとして受け止めつつ、余計な未来予想を足さない姿勢が、自分の思考の暴走を止めるヒントになりました。 読みながら、悩み自体が消えるわけじゃないけれど、「あ、いま二の矢を自分に刺してるな」と少し距離を取れる瞬間が増えます。完璧を目指すより、まず“降伏”してみるという感覚も、焦りが強いときほど助けになります。どこかで「本当の自分」を探し続けて疲れてしまった人には特に刺さると思います。 自分の物語に巻き込まれすぎていると感じるとき、小さな視点のズレをくれる本でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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読者のジャンル傾向
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哲学・思想9%
教育・学習5%
心理学4%
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出版社による紹介
◎不安、ストレス、怒り、孤独、虚無、自責から自らを解放する科学的メソッド‼ (本書のまえがきより) この本で言う 最高の状態とは、あなたが生まれながらに持つ判断力や共感力、好奇心といった能力を存分に発揮できるようになった姿を意味します。私たちの目を曇らせる不安や思い込みが取り除かれた結果、意思決定力と他者への寛容さが上がり、いまネガティブな人は気持ちが安定し、ポジティブな人はさらに幸福度と判断力が高まる。そんな状態です。 なにやら眉唾物のようですが、かく言う筆者も幼いころから人生の辛さと格闘してきた人間のひとりであり、本書で取り上げる対策から多大な恩恵を受けてきました。 十数年ほど前から本書の技術を実践し続けたところ、興味深い変化が起きました。ある時からふと仕事や人づきあいのプレッシャーを覚えなくなり、いつも「失敗をしたらどうすべきか」を考えていたのが、「現状をより良くするにはどうすべきか」へ思考の方向がシフト。いつも浅い呼吸しかできないような感覚を抱いていたのが、少しずつ深く息を吸える感覚が生まれ、いまではかつてない落ち着きを得ています。 無論、私が持つ根っこの気弱さが変わったわけではなく、いまも内面に様々な負の感情と思考が渦を巻くことがしばしばです。その点ではまだ筆者も見習い坊主ながら、かつてとは「苦しみ」との付き合い方が変わったのは間違いありません。 ■本書の目次■ 序 章 苦 第1章 自己 第2章 虚構 第3章 結界 第4章 悪法 第5章 降伏 第6章 無我 終 章 智慧 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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