
なまけ者のさとり方 (PHP文庫)
タデウス・ゴラス、山川 亜希子、山川 紘矢
PHP研究所 / 2004-06-01
この本について
仕事でも人間関係でも、うまくいかない時って「自分が間違ってるのか」「もっと頑張らないといけないのか」と、どこまでも視野が狭くなっていきますよね。僕もつい、状況を変える前にまず自分を責める癖があります。でも、この本を読んでいると、そもそも“いまの自分をどう扱うか”のほうが先じゃないか、という視点にゆるく戻してくれるんです。 たとえば、誰かと比較して焦っている時でも、「優劣という前提を一度外せば、行動の自由度は一気に変わる」という感覚に少し触れられます。あるいは、物事が思い通りに進まない日に、「それでも人生は続いていくし、思い通りじゃない状態にも余白はある」という態度を取り戻せる。さらに、世界が暗く見えるのは世界の問題ではなく、自分が縮こまっているだけかもしれない、と気づかされる瞬間もあります。どれも劇的な解決ではなく、日常の身の置き方がふわっと軽くなるような効き方です。 精神世界っぽい表現が多いのに、不思議と“逃避”ではなく“現実との距離の取り方”として読めます。深刻になりすぎる癖がある人ほど、ページをめくるたびに肩の力が抜けていく本だと思います。こんな人に刺さると思います。がんばり続けるのに疲れて、もう少しゆるい場所に足を置いてみたい人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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