
「アドラー心理学」で人生が劇的に変わる! 「ブレない自分」のつくり方
造事務所、深沢 孝之
この本について
気持ちが落ちる日って、だいたい「自分はちゃんとやれてるのか」とか「人との距離感がつかめない」とか、同じところでぐるぐるしますよね。僕もよくそこで足が止まります。そんなときにこの本を読むと、無理に前向きになるというより、余計な力を抜く方向に視点が動く感じがありました。 たとえば「やる気がなくなったんじゃなくて、やる気をなくす決断を自分でしている」という一文。最初はちょっと刺さる言い方ですが、行動の主導権を自分に戻すにはちょうどいい温度なんですよね。あるいは「他人の評価はその人の意見であって、自分の価値と関係ない」という考え方も、日々の人間関係で肩の力が抜ける瞬間が増えました。完璧じゃなくていいし、おたがいさま精神でいい。そう思えると、余計な対立も減っていきます。 さらに、この本は貢献感の扱いが丁寧で、「感謝される必要はない、自分なりに役に立てていればそれでいい」と書かれているのが救いでした。小さな行動でも、自分の存在を肯定できるきっかけになる。結局、幸福感って誰かと競うものじゃなくて、自分と周りをゆるく信じられるかどうかなんだなと気づかされます。 人との距離感に疲れやすい人、つい自分を責めてしまう人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
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