
書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力
いしかわゆき
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2021-08-31
この本について
書こうとすると手が止まる日ってありますよね。たいしたことも起きてないし、まとまった意見があるわけでもない。「今日は書くことないな…」と感じるあの時間、けっこうしんどいと思います。僕もよくその沼に落ちます。でも、実はあの“書けなさ”って、才能とかセンスじゃなくて、ただ「どう書けばいいか」を知らないだけなんだなと、この本を読んで気づきました。 いしかわゆきさんの『書く習慣』は、文章術というより“気持ちを言葉にするまでの手順”を丁寧にほどいてくれます。たとえば「なにもしなかった日でも思いは言葉にできる」という視点はすごく救われましたし、「過去の自分に向けて書く」「誰かに質問された前提で書く」といったコツは、実際にやると驚くほど筆が進みます。また、「相手は自分が思っている以上に何も知らない」という前提で書くと、無理に飾らなくても自然と伝わりやすくなる感覚もありました。 結局、文章ってゼロからひねり出すより、テーマや制限があった方がラクなんですよね。そのうえで、まとまらなくてもいいし、途中で終わってもいい。「作者が終わりと言ったら終わり」という言葉に背中を押されて、僕自身も文章を出すことへのハードルがかなり下がりました。 「思ったことを形にしたいのに、どう書けばいいかわからない人」に静かに効いてくる一冊です。書く習慣を作りたいけど気合いは続かない、そんなタイプには特に合うと思います。
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