
世界の一流は「雑談」で何を話しているのか
ピョートル・フェリクス・グジバチ
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023-03-31
この本について
仕事の場での雑談って、必要だと思いつつ「何を話せばいいのか分からない」「そもそも自分が話しかけて変に思われないか」と構えてしまうことが多いですよね。僕自身、情報収集や関係構築の大事さは頭では分かっているのに、いざ人と向き合うと距離感の取り方が分からず、結局いつも同じコミュニケーションの癖に戻ってしまうことがありました。 この本が面白いのは、雑談を“空気づくり”の話として終わらせず、「相手がどう感じているかを想像する力」や「同じ質問を時間を変えて投げる」といった、実際の行動に落とし込める視点が多いところです。例えば、若手への態度が横柄になっていないかを点検するリストがあったり、雑談の目的をきちんと持つことで猜疑心を生まない、という発想が示されていたり。どれも今日から試せるのに、意外と自分では気づけなかった視点でした。 特に刺さったのは、雑談が“信頼があるから生まれる”だけでなく、“信頼をつくるきっかけにもなる”というところです。名前を呼んで話す、自己開示を無理にしない、報連相を厚めにして上司を安心させるなど、細かいけれど関係を変える行動が具体的に語られていて、読んでいるうちに「この程度なら自分にもできそうだ」と思える温度感でした。 職場の空気をどうにかしたいけれど、大げさな改革より、まず自分の関わり方を少し変えてみたい。そんな人に静かに届く一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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