
さいはての島へ ゲド戦記 (岩波少年文庫)
アーシュラ・K.ル=グウィン、清水 真砂子
岩波書店 / 2009-02-17
この本について
最近、「どう動けばいいのかわからない」と感じることが増えていませんか。正しい選択をしたいのに、影響が大きすぎる気がして足がすくむ。あるいは、完璧な安全や正解ばかり探してしまって、かえって身動きが取れなくなる。僕も同じで、焦るたびに視野がどんどん狭くなっていくのを感じます。 『さいはての島へ』の抜粋を読んでいて思ったのは、この物語は「行動の重さ」を脅かすように語るんじゃなくて、「それでも生きるってそういうことだよな」と、少し息がしやすくなる方向へ導いてくれるということです。例えば、何かを為すときは必ず世界に波が立つ、という感覚。だからといって恐れるのではなく、その波の中に自分も含まれていることを受け入れる姿勢が描かれていて、過剰に“正しくあろうとする癖”がゆるむ感じがします。また、人間だけが悪を為しうる存在であるという言葉も、責めるためではなく、「だからこそ選び直す余地がある」という含みがある。完璧な安全も永遠の安定もない。それでも続いていくのが人生で、変わっていくからこそ意味がある。そんな視点が静かに積み重なっています。 特に、「受け容れる力」という言葉に何かを感じた人には刺さるはずです。正しさより“関わり方”に悩んでいるとき、自分の足場を少しだけ広げてくれる本だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの80%が集中しています。
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