
アーユルヴェーダ108の生き方ヒント(上)
石井泉
この本について
午後になると、なんとなく集中力が落ちたり、理由のよく分からない不安が出てきたりしませんか。頭は動いているのに、心がどこかそわそわして、過去や未来ばかり考えてしまうあの感じ。僕もずっと「昼過ぎの停滞」は性格の問題だと思っていたのですが、この本を読んで、もう少し優しく扱っていい時間帯なんだと知りました。 アーユルヴェーダでは、14〜18時はワータが高まる時間帯で、活動的になれる一方で、疲れやすく心が散りやすいそうです。だからこそ、ほんの5分でも休んだり、軽く甘いものを口にしたりすることで、その後の流れが変わる。自分に甘くするというより、「午後の自分の扱い方を知る」感覚に近いです。また、心が過去や未来へ勝手に飛んでいってしまう仕組みが丁寧に説明されていて、数分だけでも“今に戻る”ことの意味が腑に落ちます。特別な瞑想ではなく、日常のちょっとした立ち止まりでいい、という距離感がありがたいところでした。 江戸時代のおやつの習慣とアーユルヴェーダがつながっていたりと、堅苦しさのない読み方ができるので、「理屈は知りたいけど生活に落とし込みたい」人にはちょうどいい本だと思います。午後の自分とうまく付き合えない人、忙しさのなかで呼吸を置き去りにしがちな人に、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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