
怒りに負ける人 怒りを生かす人
安藤俊介
株式会社朝日新聞出版 / 2016-03-18
この本について
怒りって、放っておけば勝手に薄れていくはずなのに、仕事や身近な人とのやり取りになると妙に長引いてしまうことがあります。言うべきか飲み込むべきかで悩んだり、イライラを抱えたまま翌日まで引きずったり。自分でも理由がよくわからないまま反応してしまう感じ、けっこうしんどいですよね。 この本は「怒らない人になる」ことを目指すものではなくて、怒りをどう扱えば生活が少しラクになるかを、かなり具体的に示してくれます。感情を正確に言葉にしてみること、怒りの根底にある「疲れ」や「不安」を拾ってあげること、そして必要な場面では短く・筋を通して伝えること。どれも今日から試せるのに、実際にやってみるとかなり違います。特に、親しい相手にほど怒りやすい理由の説明は、自分の反応を少しやさしく見つめ直すきっかけになりました。 「あの人にわかってほしい」という気持ちが絡む場面で疲れやすい人、自分の怒りの扱い方がよくわからないまま大人になってしまった感覚のある人には、静かに効く本だと思います。自分の人生の中で、怒りをどこに、どれくらい使うのか。その配分を見直すヒントがほしいときに手元にあると助かります。
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