バカな外交論 外交の基本 「どう考えても当たり前」のこと

バカな外交論 外交の基本 「どう考えても当たり前」のこと

高橋洋一

累計読者数3
平均ハイライト数 47件/人
star総合評価 76/100
start序盤集中型

この本について

外交のニュースを見ていると、国同士の駆け引きが難しすぎて、何をどう判断すればいいのか分からなくなることがあります。貿易赤字は悪いことなのか、TPPは誰のための制度なのか、集団的自衛権は結局どんな意味があるのか。頭では理解したいのに、感覚が追いつかないままモヤモヤが残る、そんなことが自分にもよくあります。 この本が面白いのは、そうした「なんとなくの不安」を、貿易と安全保障というシンプルな軸に整理してくれるところです。たとえば、輸出入の話も、具体的な数字の例を使って「貿易赤字=悪」ではない理由を腑に落ちる形で説明してくれるし、自由貿易や最適通貨圏の話も、国の体制や安全保障とどうつながっているのかが立体的に見えてきます。また、民主主義の国同士がなぜ戦争しにくいのか、逆に独裁国家がどこに弱点を抱えているのかといった視点も、ニュースを見るときの解像度を上げてくれます。 読みながら「一方向からしか見ていなかったな」と気づかされる場面が多く、外交の難しさというより、判断するときの思考の癖を整えてくれる本でした。国際政治の温度感を、身近な感覚とつなげたい人に刺さると思います。

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