
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女II」 (TOブックスラノベ)
香月美夜 and 椎名優
この本について
仕事でも日常でも、自分のやり方が周囲に伝わらなかったり、「なんでこんなに段取りが合わないんだろう」と悩むことがあります。私も同じで、気づけば雑務に追われて本当にやりたいことから遠ざかってしまうことがよくあります。 今回の巻を読んでいて刺さったのは、ローゼマインの行動が派手だからではなく、彼女が「読み書きできる人を増やす」「仕事を減らすための仕組みを作る」みたいに、自分の欲求や目的をちゃんと日常の中に落としていくところでした。周りから見れば突飛でも、彼女の中では筋が通っている。その姿勢が、迷いながら動いている自分にはちょうど良い距離感で響きます。 そして、商人や側仕え、神殿の人たちがそれぞれの立場から彼女の動きを受け取り、戸惑ったり笑ったりしながら変化していく流れも面白いところです。「自分だけ空回りしてる気がする」と感じる時ほど、周囲とのズレの扱い方を学べる部分が多いと思います。リュエルを追いかけてしまう場面のように、熱量が暴走しそうになる瞬間でさえ、人に止められながら前に進んでいく感じが妙にリアルです。 自分のこだわりを捨てずに日常へ落とし込みたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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