
「意識高い系」の研究 (文春新書)
古谷経衡
文藝春秋 / 2017-02-17
この本について
なんとなく「意識高いって言われたくないけど、じゃあ自分はどの立ち位置なんだろう…」みたいなモヤモヤ、ありますよね。がんばってるつもりなのに空回りして見えたり、逆に何もしていない人のほうが堂々としていたり。その差がどこから来るのか、言語化しづらいまま大人になった感じがあると思います。 この本が面白いのは、意識高い/リア充といった雑なラベルを、土地やスクールカーストといった“素性”にまで分解していくところです。読んでいると、自分が劣等感を覚えやすい理由や、やたらとアピールが鼻につく人が一定数いる理由が、努力とか性格だけでは説明できないと分かってきます。特に「リア充は自己アピールしない」という指摘は、都会に出れば自由になれると思っていた自分の勘違いを見透かされたようで、個人的には刺さりました。 とはいえ、この本は誰かを断罪するためのものではなく、「自分の立ち位置を少し冷静に把握できる」ことが最大の効能だと思っています。努力が報われない感じの正体を、環境や階層の話として扱ってくれるので、妙な自己嫌悪から距離を置けるんですよね。自分の薄いコンプレックスも、だいぶ輪郭がはっきりしました。 地元に根ざしてないことを負い目に感じる人や、アピールの強い人に妙に疲れる理由を知りたい人には、特にしっくり来ると思います。ここまで視点をずらしてくれる本は多くないので、静かに効きます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




