
ビットコインとブロックチェーン
アンドレアス・M・アントノプロス、今井崇也、鳩貝淳一郎
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-03-24
この本について
ビットコインとかブロックチェーンって、興味はあるのに「結局どう動いてるのか」が霧のまま、という人は多いと思います。お金なのか技術なのか、その境目がつかめないままニュースだけが流れていく感じ。僕もずっとそうで、用語だけ知ってる自分にモヤモヤしていました。 この本が助けてくれたのは、「これはお金ではない。分散型の信用ネットワークなんだ」という視点を腑に落とせたことでした。署名や鍵のしくみも、ただ専門用語を並べるのではなく、“なぜそれが必要なのか”を生活レベルの感覚に近いところまで下げて説明してくれます。トランザクションがネットワークに流れて、マイニングを経て、みんなの元帳に書き込まれるまでの流れも、イメージの断片が線でつながるような感覚がありました。たとえば「コーヒー一杯なら承認を待たなくても取引が成り立つ理由」みたいな話は、技術が現実の場面にどう作用しているのかがわかっておもしろいです。 専門書ではあるのに、使い道が見えない知識が増える感じではなく、日常の「だからこうなるのか」と結びついてくるのがありがたいところです。技術を学びたいというより、“自分が知らずに判断していた前提”を整理したい人に刺さると思います。僕と同じように、なんとなく理解した気でいたけど、心のどこかで不安があった人にはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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