
ビットコイン解説本
足立 明穂
インプレス / 2017-12-18
この本について
ビットコインって気になるけど、仕組みを調べようとすると専門用語が多すぎて、結局よく分からないまま先送り…そんな感じのまま数年経ってしまった人、多いと思います。自分もまさにそうで、「価値が上がるらしい」「でも怪しい気もする」みたいな半信半疑のまま、手を出せずにいました。 この本がよかったのは、難しい理論じゃなくて、Tポイントみたいな身近な例から「お金って誰がどう管理しているのか」を一度ばらして見せてくれるところです。ビットコインのP2Pの仕組みも、バケツリレーの例えでイメージが一気に立ち上がるし、採掘の話も「10分に一度、正解した人に報酬」という具体的な動きとして理解できる。抽象的な“革命”じゃなくて、単純に仕組みを自分の頭で描けるようになる感覚がありました。 あと、読みながら意外と刺さったのは「中央の仕組みが止まったらどうなるか」という視点です。キプロスの金融危機や、サービス側の破綻リスクが挙げられていて、普段あまり考えない“お金を預ける”という行為の前提が自然と見直される。ビットコイン礼賛ではなく、現行の仕組みとどう違うのかが冷静に示されているのも好感でした。 ビットコインで一発逆転したい人より、「そもそもお金の仕組みを理解したい人」に静かに効いてくるタイプの本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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