
学び続ける力 (講談社現代新書)
池上彰
講談社 / 2013-01-20
この本について
仕事でも日常でも、情報は追っているはずなのに「結局、自分の頭で考えられてない気がする」と感じることがあります。読書もしているし、勉強も嫌いじゃない。それでも理解が地に足つかないまま流れてしまう感覚がある。自分もよくここでつまずきました。 池上さんの『学び続ける力』は、知識を増やす前に「どう学ぶか」を一度立ち止まって考えさせてくれる本でした。本を読んだあとに自分の思考を持ち帰る時間が必要だという話や、紙の新聞の“ノイズ”が偶然の気づきを生むこと、そして歴史から因果を読み取って自分の考えを育てていくプロセス。どれも派手さはないのに、読み終えたあとちょっとだけ視界が広くなる感じがあります。 個人的に刺さったのは、「著名な学者の本でもおかしいところはある」というくだり。これを読んでから、受け取った内容をそのまま信用せず、一度自分の中で転がす癖がつきました。学びの中心が外側の“正解”ではなく、自分の観察や思考に戻ってくる感じです。 知識を集めているつもりが、いつのまにか他人の思想の運動場になってしまう。そんな不安を抱えたまま学び続けている人には静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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