
地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)
齋藤孝
講談社 / 2009-12-20
この本について
勉強しているのに、自分の考えが深まっていく感じがしない時ってありませんか。インプットは増えているはずなのに、判断がぶれる、アイデアが出ない、知識が自分の血肉になっていない感覚。僕もずっと同じところをくるくる回っているような時期があって、「結局、何を鍛えればいいんだろう」とよく立ち止まっていました。 この本が効いたのは、知識の量ではなく“扱い方”を変える方向に視点を戻してくれたところです。例えば、わからない概念をただ調べるのではなく、まず文脈から推理して自分の頭で組み立ててみる姿勢や、テキストと対話するように問いを立てて読むこと。さらに、先人の考え方を丸ごと取り込むように徹底的に観察し、自分のワザにしていくという話もあって、「理解したつもり」から「使える状態」へ移すプロセスがすごく具体的に示されています。結局、判断力や直感力ってこうした地味な往復運動の中で磨かれていくんだな、と腑に落ちました。 派手さはないけれど、勉強を“未来を選び取る行為”として捉え直したい人にはしっくりくると思います。我流に限界を感じている時や、勉強が受け身になっている気がする時に読むと、次に何をすればいいかが自然と見えてくる一冊でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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