
勉強上手 好きなことだけが武器になる
成毛眞
幻冬舎 / 2012-06-26
この本について
勉強しなきゃと思いつつ、何をやっても自分の力になっている実感が持てない時ってあります。参考書を開いたり、人の真似をしてみたりはするけれど、「これでいいのかな…」といつもどこか引っかかる。私もずっとそのタイプでした。 この本が面白いのは、勉強の技術より前に、「自分は何に反応する人間なのか」を丁寧に扱っているところです。情報に触れた瞬間の自分の感覚を基準にすること。誰かがつくった勉強法ではなく、自分で試して育てていくこと。付箋を貼りすぎるくらい貼って、心が動いたところを全部拾いにいくこと。こういう“自分のアンテナを信じる”作業を繰り返すと、勉強そのものが他人のためのものではなく、自分の思考を広げるための行動に変わっていきます。 さらに、著者が繰り返し語っているのは、「すぐ役立つ知識」より「自分で掘った穴の深さ」のほうが後々効いてくるという話。スピードに振り回されず、少しでも興味を持ったものを長く追いかけることが、結果として強みになるという視点です。これは社会人になってからの学びの悩みと相性がいいはずです。 他人の正解に寄せようとしてしんどくなっている人、自分の勉強が空回りしている気がする人には、静かに背中を押してくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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