
一流になりたければ2駅前で降りなさい 最高の成果を生む「寄り道」メソッド
成毛眞
この本について
仕事のことで頭がいっぱいで、休みの日まで「効率よく過ごさなきゃ」と思ってしまうことってありませんか。寄り道したい気持ちはあるのに、どうしても罪悪感が出てきて、結局いつもと同じルート、同じ店、同じ過ごし方に落ち着いてしまう。自分でも窮屈だと感じているのに、抜け方がわからない……そんな時期に、この本を手に取りました。 読んでみて強く残ったのは、寄り道って別に大それた挑戦じゃなくて、家に帰る道を一本ずらすとか、目的のない散歩をしてみるとか、そんな小さな行動で十分だという視点でした。著者はそういう「実利のない行動」を重ねることで、勘が育ったり、人に出会ったり、偶然の幅が広がると言います。漁師にデニムを履いてもらう話や、配達先の人と雑談するような話も、現実の延長線上にあって妙に腹に落ちるんですよね。 そしてもう一つ、救われたのは「無理に時代に追いつかなくていい」という部分でした。気力がない時は遅れていてもいいし、その期間は寄り道しながら自分のタイミングを待てばいい。この柔らかさは、追い立てられがちな人ほど効く気がします。 日常の行き帰りを少し変えるだけで、自分の世界の解像度が上がるかもしれない。そんな手触りのあるヒントが欲しい人に、静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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