
東大教授が教える独学勉強法
柳川 範之
この本について
勉強しようと思って本を開いても、内容が入ってこないままページだけが進んでいくことってありますよね。そもそも何を目安に「理解できた」と言えるのか、自分のペースでやっていて本当にこれでいいのか、モヤモヤを抱えたまま続けてしまうことも多いと思います。僕も同じで、読むほど不安が増える時期が長くありました。 この本が助けになるのは、「独学の正解らしきもの」を押しつけてこないところです。まず、内容を覚える必要はないとさらっと言い切られると肩の力が抜けますし、偉い先生の言葉でも一度押し返してみる姿勢を勧めてくれるので、理解できない自分を責める必要がなくなります。さらに、専門書は興味が湧くところだけ読めばいいとか、目標はゆるく短めでいいとか、続けるための現実的なコツが丁寧に示されていて、机に向かうハードルが確実に下がります。 読んでいて特に印象的だったのは、「わかった気がする」を一度疑ってみるプロセスを重視しているところです。別の状況でも成り立つか、違う角度から見ても説明できるか、そうやって揺さぶった上で残るものだけが自分の理解になる。これは勉強に限らず、仕事で判断を迫られたときに少し自信を持てるようになる感覚にもつながります。 堅苦しい独学論ではなく、「迷ってるけど一歩ずつ進みたい人」にはしっくり来る本だと思います。焦らず、自分のやり方を育てたいときにそばに置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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