
合格る思考
宇都出 雅巳
すばる舎 / 2014-07-26
この本について
勉強していると、気づけば細かいところに入り込みすぎて、「結局なにが大事なんだっけ…」と手が止まることがよくあります。覚える気があるのに頭に入らないとか、時間をかけた割に進んだ感じがしないとか。自分も試験勉強をしていた頃は、この“部分に詰まる”感じにずっと悩んでいました。 『合格る思考』が面白いのは、そこで無理に理解しようと踏ん張るのではなく、「いったん離れて全体を見る」ことで流れが一気につかめる、という逆転の発想をくれるところです。見出しだけ読む、太字だけ追う、わかるところだけ先に拾う、といった読み方は雑に見えるのに、やってみると意外なほど頭が整理されます。文章の構造を分けたり、主語と述語をつないだり、「理由が3つある」とだけ押さえておいたりする作業も、理解そのものより「見通しを作る」ことに効いてきます。 特に刺さったのは、「わからないところで止まらない」という姿勢です。止まると、そこだけに集中しすぎて視野が一気に狭くなる。逆に、わからないまま先へ進むと、あとから自然に点がつながることがある。この感覚を一度味わうと、勉強のストレスがかなり減りました。 細かさより“全体を見る余裕”を取り戻したい人、勉強が進まない理由が自分でもよくわからない人には、かなり相性がいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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