
自分を鍛える!―――「知的トレーニング」生活の方法
ジョン・トッド and 渡部 昇一
三笠書房 / 2016-10
この本について
仕事でも日常でも、つい「うわべの会話」と「なんとなくの勉強」に流れてしまうことってありますよね。やらなきゃと思いつつ、まとまった時間ができるのを待ってしまう。気晴らしに逃げたり、読んだ本の内容もすぐ薄れていく。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が効いたのは、大げさな努力論ではなく「具体的にどう動けば、自分の頭がちゃんと働くようになるか」を地道に教えてくれたところです。たとえば、走り読みをやめて一冊を徹底的に読みきること。人との会話で、格上には質問し、格下には力になる姿勢で臨むこと。気晴らしや怠惰に流れる前に、今日やりたいことを朝のうちに確認して、そのまま着手してしまうこと。どれも昔から言われているはずなのに、抜粋を読むだけでも「たしかにそうだよな」と思い当たる場面ばかりでした。 特に刺さったのは、自分の読んだ内容を他者と話すことでようやく身につく、という一文です。読書って一人で完結しがちですが、誰かに話す前提で読むと、理解の質がまったく変わるんですよね。最近の僕も、これを意識しただけで読後の抜け落ちが減りました。 「努力しなきゃ」ではなく、「どうすれば毎日の思考と行動が整うのか」を素朴に知りたい人に刺さる本だと思います。自分のペースでいいので、少しだけ丁寧に暮らしたいときに向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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