
プロフェッショナルの未来 AI、IoT時代に専門家が生き残る方法
リチャード・サスカインド, ダニエル・サスカインド, and 小林 啓倫
株式会社朝日新聞出版 / 2017-09-20
この本について
最近、「専門性ってこの先どうなるんだろう」とぼんやり不安になることが増えました。AIの進化を横目で見つつ、じゃあ自分の仕事のどこが置き換わって、どこが残るのかと考えると、正直まだ腹落ちしていない人は多いと思います。僕もその一人で、この本を読んでようやく少し輪郭がつかめた感覚がありました。 この本が効いたのは、まず“職業全体”ではなく“タスク単位”で未来を見るべきだと教えてくれたところです。専門職が丸ごと消えるか残るかではなく、構成している作業がどこまで機械に渡り、どこが新しく生まれるのか。自分の仕事を細かく分解して見直すきっかけになります。もうひとつは、専門家の側にある「非合理的拒絶」や「技術的近視眼」をかなり冷静に指摘してくる点で、できる・できないという思い込みを外して考える余地をつくってくれます。それから、専門知識を“人間の形で保持すること”自体が前提になっていたことにも気づかされ、そもそも発想の土台を変えないといけないんだなと感じました。 専門家の未来を煽るような話ではなく、社会との契約そのものが見直されつつある現実を淡々と示してくれる本です。目の前の業務をどうアップデートすればいいのか迷っている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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