
プロフェッショナル原論 (ちくま新書)
波頭亮
PHP研究所 / 2006-11
この本について
仕事に向き合う時、「このレベルで満足していいのか」とモヤモヤする瞬間ってありますよね。頑張ってはいるしサボっているわけでもないのに、どこかで“自分の基準が甘いのかもしれない”と感じてしまう。私自身、そこがずっと引っかかっていて、この本に出会った時にようやく輪郭がつかめた感覚がありました。 『プロフェッショナル原論』が語るのは、気合いや根性ではなく、“どこに基準線を引くか”という話です。読者の方が多く保存していたのも、まさにこの「最高水準をベンチマークにする」という部分でした。世界一を目指せと言われると気が引けますが、自分の仕事の価値の源泉が自分の内側にしかない以上、どこを目指すかで日々の行動は大きく変わる。これは実践するとじわじわ効いてきます。また、結果を出す覚悟や「問題は解決するために存在する」という姿勢も、日々の小さな判断にまで影響してくる視点で、読むと自分の中の甘えどころがはっきり見えてきます。 それでいて、この本は“完璧超人になれ”と迫ってくるわけではありません。高度な職能に、最低限の倫理観と他者への貢献意識があれば十分プロ的でいられる、と現実的な線も置いてくれる。背中を押しつつ、追い詰めすぎない、そのバランスがありがたい一冊でした。 自分の仕事の基準をもう一段上げたいけれど、何から手をつければいいか迷っている人ほど、刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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