
幸福論 (角川ソフィア文庫)
秋山 英夫 and ヒルティ
幻冬舎 / 2017-08-04
この本について
最近、仕事の段取りがうまく決まらなかったり、気持ちがずっと落ち着かないまま一日が終わってしまったりしませんか。やるべきことは分かっているのに腰が重い、休んでいるはずなのに休まった気がしない。自分でも説明しづらい焦りだけが積もっていく感じ、よく分かります。 ヒルティの「幸福論」は、そういう“いまの自分のままでは少ししんどい”状態に対して、特別なテクニックではなく、視点の置き方を静かにずらしてくれる本でした。たとえば、完全を求めず「今日は今日のぶんだけ働けばいい」という発想や、恐怖や不安を「心がどこかで正しくないサイン」と捉えて向き合う姿勢、そしてなにより“良い習慣が人格をつくる”という地に足のついた考え方。このあたりに強く反応した人が多いのも頷けます。 読んでいて感じたのは、仕事や生活を「気分が整ってからやるもの」ではなく、淡々と区切りをつけて続けることで、むしろ気分が整っていく、というヒルティの逆転した視点です。疲れたらやめていいし、日曜日はしっかり休む。でも、日々の活動の流れの中にこそ本当の休息が生まれるという考え方は、忙しさに押されがちな現代のほうが刺さるかもしれません。 余計な力みを減らして、自分の生活にもう一度ペースを取り戻したい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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