
調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術 (日本経済新聞出版)
野崎篤志
日経BP / 2018-01-12
この本について
情報を調べるとき、気づけば「自分が信じたい材料」ばかり集めてしまうことってありませんか。ニュースでもSNSでも、人の意見と事実がごちゃ混ぜになっていて、何を根拠に判断すればいいのか分からなくなる。仕事のリサーチも、結論に合わせて情報を拾ってしまう自覚があって、ずっとモヤモヤしていました。 この本が効いたのは、情報を「事実・意図/意思・意見/解釈」に分けて見るだけで、景色が一気にクリアになるところです。たとえば一次情報にちゃんと当たるとか、複数の二次情報を突き合わせるとか、当たり前だけど普段やれていなかった行動を丁寧に積み上げることで、判断の軸がぶれにくくなるんだなと感じました。また、最新の動向を追うときと、意思決定のために調べるときでは集める情報の種類が違うなど、「調べる目的」が整理されていくのも救いでした。 さらに、情報収集は結局バイアスとの戦いだという視点も、個人的にはかなり刺さりました。プロですら確証バイアスに縛られるのだから、日常のリサーチで自分が偏るのは当然。その前提に立つことで、むしろ冷静に裏取りの手順を踏めるようになりました。 SNSやネット検索で“情報の波”に飲まれがちな人、特に仕事で調べものが多いのに毎回迷子になるタイプには、かなり実用的に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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