
全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方 (文春e-book)
戸部田 誠(てれびのスキマ)
文藝春秋 / 2018-05-11
この本について
仕事で「数字を追うのが正しいのか」「でも数字だけを追ってると、自分が何をつくりたいのか分からなくなるな…」みたいな行き詰まりってありませんか。自分もそこをずっとぐるぐるしていて、この本を読んだときに少しだけ視界がひらけた感じがありました。 一番刺さったのは、視聴率という“空気と水”みたいな数字を大事にしつつ、それでも目的はそこじゃないという考え方です。数字に従うのではなく、数字を通して視聴者の気持ちを読み取る。それができると、目先の成果に追われすぎずに、でも現実からも逃げないバランスを取れるんだと感じました。あと「ありそうでなかった」を徹底的に考える姿勢や、企画の芯となる“執念”みたいなものをどう積み上げていくかも、クリエイティブ職以外でもかなり参考になります。 もうひとつは、現場の“ギリギリ”の感覚をどう扱うかです。刑務所の塀の上を歩くような企画づくりとか、笑いの「フリ・オチ・フォロー」の精度とか、一見テレビ独特に見えるんですけど、実はどの仕事にも通じる「あと一歩攻めるか、引くか」の判断でした。自分の仕事に置き換えて読むと、妥協と暴走の境界線が少しだけ見えるようになります。 刺さるのは「成果と自分のこだわり、どちらも手放したくない人」。テレビの裏側の熱量を追いかける本だけど、読んでみると“働き方の物差し”を静かに調整してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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