
データサイエンス入門 (岩波新書)
竹村 彰通
岩波書店 / 2018-04
この本について
データを扱う仕事をしていると、「数字は追っているはずなのに、意思決定の場になると急に手応えがなくなる」とか、「勘とデータ、どっちを信じればいいのか分からない」というモヤモヤが出てきます。自分もずっとそこで迷ってきました。 『データサイエンス入門』は、その行き詰まりを正面からほぐしてくれる本でした。特に刺さったのは、データと勘を対立させず補完的に見る姿勢です。実際の現場では、データが拾えない部分をどう扱うかで判断の精度が変わりますが、その“扱い方”を落ち着いて整理してくれます。また、ビッグデータの裏にある偏りや、そもそも観測しやすいデータと観測しにくいデータの差が何を生むのかを説明してくれるので、「数字がある=正しい」という単純化から抜け出せます。さらに、データ処理・分析・価値創造の三つをどうつないで意思決定につなげるのかという流れが、専門家同士の協力の仕方も含めて描かれていて、目の前の仕事にそのまま重ねられました。 「データを見る力を鍛えたいけれど、技術書だけでは視野が狭くなる気がしている人」に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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