
家事なんて適当でいい!
ボンベイ
KADOKAWA / 2019-06-27
この本について
家族や同僚に「どうしてわかってくれないんだろう」と感じること、けっこうありますよね。自分では丁寧に説明したつもりでも、相手には全然伝わっていなかったり、逆にこちらが気にしすぎて空回りしたり。家事や育児まわりだと特に、相手との感覚のズレがそのままストレスにつながりやすくて、気付くと自分ばかり疲れている…そんな循環に覚えがある人は多いと思います。 この本がいいなと思ったのは、「敏感な人」と「そうじゃない人」の距離感について、ちゃんと現実的な視点で書かれているところでした。相手が悪いとか、自分が我慢すべきとかではなくて、そもそも見えている世界が違うだけかもしれない。その前提があるだけで、こちらの構え方がかなり変わります。言葉にしないと伝わらない、という当たり前のことを、少し実感をもって受け止められるようになる感じです。 もうひとつ印象に残ったのは、独占欲の話。子どもや家族への「こうであってほしい」が強すぎると、いつのまにか自分も相手もしんどくなる。でもそれを手放すと、お互いのペースがちゃんと息できるようになるという指摘が、妙に生活のリアルに刺さりました。家事を頑張りすぎて苦しくなる人ほど、その“こだわり”がどこから来ているのかを見直すきっかけになると思います。 周りの感覚に疲れやすい人や、家族との距離の取り方に迷っている人に静かに効いてくる一冊です。
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