
世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門
山中 俊之
ダイヤモンド社 / 2022-02-08
この本について
海外の同僚や取引先と話していて、「価値観の前提がズレてる気がするけど、どこからズレてるのか分からない…」みたいな場面、けっこうありませんか。相手の反応に違和感があっても、自分の中に比較する材料がないと、その理由が掴めないまま会話だけが進んでしまうんですよね。僕もずっとその感覚を放置していました。 この本は、五大宗教を“歴史の流れ”と“人の行動を左右する考え方”の両方で見せてくれるので、国ごとの仕事観や意思決定の違いを、かなり具体的に理解できるようになります。たとえば、同じキリスト教でもカトリックとプロテスタントでは労働の捉え方が根本から違うし、その延長線上に今のヨーロッパの働き方がある。あるいは、ユダヤ・キリスト・イスラムの原点が一神教かどうかで、死生観まで変わっていく。知識というより、相手の背景を立体的に想像できる材料がそろう感じです。 僕自身、宗教を“遠い話”として扱っていた頃は、海外の価値観が霧のようにしか掴めませんでした。でもこの本を読んでからは、会議で見える相手の判断や表情の裏にある「物語」が少し読めるようになった気がします。特に「なぜプロテスタントの国が経済的に強くなったのか」という話は、仕事観を考えるときのヒントにもなりました。 異文化の行動原理を“なんとなく”で済ませてきた人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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