
私はこうして英語を学んだ 増補改訂版
道弘 松本
この本について
英語を長く学んでいても、「結局どこを目指せばいいのか」がふわっとしたまま進んでしまうことってありますよね。ネイティブっぽく振る舞えばいいのか、文法を固めればいいのか、そもそも“英語ができる”って何なんだろう……と。僕自身もその曖昧さにけっこう悩まされてきました。 この本が面白いのは、英語学習を「異文化間コミュニケーションをどう成立させるか」という視点で語り直してくれるところです。たとえば“身も心もネイティブになりきる必要はない”という断言は、肩に入りがちな力を抜いてくれますし、逆に“結論を先に言い、because で支える”という英語圏の論理構造は、実践の場で「相手に伝わるかどうか」を左右するリアルな話として描かれています。また、日本語のまま放置している“言語化されていない論理”が、国際的な場で説得力を持たないという指摘も、耳が痛いけれど大事なところでした。 読むと「英語そのものより、自分の思考のクセに手を入れる必要があったのか」と視点が変わっていきます。言語の技術というより、“伝えたい内容をどう組み立てるか”を見直したい人にちょうどいい本だと思います。 特に、英語を勉強しているのに「話す場面でうまく論理が組み立たない」と感じている人には、静かに刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの71%が集中しています。
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