
たとえば、謙虚に愚直なことを継続するという習慣 (扶桑社BOOKS)
杉本 宏之
扶桑社 / 2021-08-01
この本について
仕事で判断に迷う時って、だいたい「これって挑戦と言えるのか、ただの無謀なのか」が自分でも分からなくなる瞬間なんですよね。焦って動くほど視野が狭くなるし、分かったふりで乗り切ろうとすると、あとで必ずツケが回ってくる。僕自身も何度もそういう場面にぶつかって、そのたびに足元から見直すしかありませんでした。 この本は、その「足元を整える」ための視点がとても具体的です。たとえば、挑戦をギャンブルと努力の積み重ねに切り分ける基準や、迷った時に判断を戻せる“軸”のつくり方。そして、分からないことを分からないままにしない姿勢や、相手に想像力を向けることの重要さなど、どれも地味なのに効きます。さらに、PLやBSの話のように、抽象論に逃げず、実際にどう安定をつくるのかが具体的に語られるので、読んだあとに取れる行動が増える感じがします。 華やかな逆転劇を語る本ではなく、むしろ「生活や会社の基盤が整っていてこそ挑戦できる」という、身も蓋もないけれど大事なことを丁寧に教えてくれます。諦めそうな時に何を優先するか、どこで踏ん張るか、そしてどこでお金をかけるべきか。そういう判断の積み重ねでしか前に進めない人のための本だと思います。 特に、分かったふりをしがちな人や、挑戦の“方向性”に不安を抱えている人には刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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