
アイ・アム・ザット 私は在る
スダカール・S・ディクシット, 福間巌, and モーリス・フリードマン
ナチュラルスピリット / 2005-06-01
この本について
最近、自分の感情や思考に振り回されて「あれ、いま何にこんなに反応してるんだっけ?」みたいな瞬間が増えていませんか。仕事でも人間関係でも、気づけば頭の中の物語に引っ張られて、目の前の現実とは別のところで消耗してしまう感じ。僕もよくやってしまいます。 『アイ・アム・ザット』は、そういう“巻き込まれぐせ”をいったんほどいてくれる本でした。何かを解決してくれるというより、視点の位置そのものを少し横にずらしてくれる感じです。たとえば、出来事を「ショーのように過ぎていくもの」と見る感覚や、自分の世界が実はすごく私的なものに過ぎないという指摘。それだけでも、反応する前に一拍おく余裕が生まれます。また、「私は在る」という一番手前の感覚に戻る、という地味だけど確実な方法が提示されていて、慌ただしい日でもそこへ戻れると、思考の渦から抜けやすくなりました。 派手な変化をくれる本ではないですが、気づけば日常の“立ち位置”が変わってくる。自分の思考や感情をコントロールしようとするより、それらが勝手に流れていく様子を観察するほうが楽なんだ、と腑に落ちてきます。 自分の内側が常にざわついている人、静かなところに戻る感覚を探している人には、とても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの90%が集中しています。
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