
俳優・創作者のための動作表現類語辞典
マリーナ・カルダロン、マギー・ロイド゠ウィリアムズ、シカ・マッケンジー
フィルムアート社 / 2019-07-25
この本について
セリフを書くときやキャラの心情を掘るとき、「もっと気の利いた表現があるはずなのに出てこない…」みたいな詰まり方をすることがよくあります。感情は分かるのに、行動としてどう落とし込めばいいのか見えない。そんなモヤモヤを抱えたまま進めると、どこか平坦な原稿になってしまうんですよね。 この本をめくっていて感じたのは、読者が保存している語の多くが「気持ち」ではなく「具体的な作用」に寄っていることでした。安心させる、唖然とさせる、奪い取る、油を注ぐ…。こういう“相手にどう影響を与えるか”の粒度で動きを探せるのは、描写で迷子になりがちなときにかなり助かります。抽象的な感情を、実際の行動やニュアンスに変換してくれるので、キャラの一歩が自然に決まっていく感じがあります。 また、ふだん選ばない動きに触れることで、「このキャラはあえてこういう出方もしそうだな」と視野が広がります。物語の流れをほんの少しずらしたり、演技のトーンを変えたり、そういう細かな調整にも向いています。大げさではなく、引き出しの幅が自然に増えるタイプの本です。 演技や創作で「感情はあるのに行動に落とせない」と悩む人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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