
感情類語辞典 類語辞典シリーズ
アンジェラ・アッカーマン, ベッカ・パグリッシ, and 滝本杏奈
この本について
物語を書いていて、「この感情、どう描けば伝わるんだろう」と手が止まることってありますよね。怒っているはずなのに、言葉で説明すると浮いてしまったり、逆に背景を語りすぎて流れが止まったり。僕もよく同じところでつまずきます。 この本が面白いのは、感情を“言い換える”辞典というより、「どう描けば読者に伝わるのか」という視点で具体的に示してくれるところです。例えば、一つの感情だけを強調しすぎると不自然になるから、中心となる感情を決めて、そこに薄く別の感情を重ねる。あるいは、内側の反応が多い感情なら、紅潮や呼吸の変化みたいな“外から見える”動きを使って補う。こういう小さな工夫が場面の説得力につながるんだと実感します。 さらに、過去の情報をどれだけ出すか迷う場面でも、現在のアクションを止めずに少しずつ散らす方法が書かれていて、「背景を語らなきゃ」と焦って詰め込みがちな自分にはかなり助けになりました。感情だけを並べても読者は動いてくれない、という当たり前のことを、具体的な描写例で思い出させてくれる本です。 キャラクターの感情表現でいつも立ち止まってしまう人には、とても相性がいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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