
How Finance Works ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座
ミヒル・A・デサイ and 斎藤 聖美
ダイヤモンド社 / 202002
この本について
ファイナンスの本って、読みたい気持ちはあるのに「専門用語で固められていて、自分ごとに落とし込めない…」というモヤモヤがつきまといませんか。利益は出ているのにキャッシュが減る理由とか、会社の価値がどう決まるのかとか、なんとなく分かったつもりで放置してきた領域ほど、仕事で判断を迫られる瞬間に困ることが多い気がします。 この本が助かるのは、数字や指標を「使う場面」から理解できるところです。例えば、利益とキャッシュフローがまったく違う顔を見せる瞬間や、ROEが資本コストと並んだ時に企業は価値を生み出していないという厳しさなど、現実の判断でつまずきやすい点を丁寧に解きほぐしてくれます。評価は科学とアートが混ざるという話も、机上の計算だけでは企業の価値が読めないことを腑に落とさせてくれました。流動性や現金保有の意味が、単なる暗記ではなく、「会社がいま何を怖れているのか」というストーリーとして見えてくるのも大きいです。 数字を見るたびに不安がよぎる人より、「だから結局どう動けばいいの?」と実務目線で理解したい人に刺さる一冊だと思います。知識を増やすというより、判断の地盤が一段固まるような読後感でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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