
「再エネ大国 日本」への挑戦
山口 豊 and スーパーJチャンネル土曜取材班
この本について
エネルギーの話って、正直どこか他人事のまま終わらせてしまいがちですよね。電気代が上がっても「仕方ないのかな」と受け入れたり、日本の再エネが伸び悩む理由もなんとなくぼやけたまま。自分もずっとそんな感じで、どこに問題があって、どこに希望があるのかが見えにくいままモヤモヤしていました。 この本は、その霧のかかった部分を具体的な現場の話で一つずつ剥がしてくれます。横浜市が青森の風力発電とつないだ仕組みや、ダムの半分以上に発電機が付いていない現実、バイナリー発電のように温泉の熱を壊さず電気に変える工夫など、「やろうと思えばここまでできるのか」という実例が続きます。再エネは理想論ではなく、すでに各地で動いている“現実の選択肢”なんだと実感できるのが大きかったです。 特に刺さったのは、日本がエネルギー自給率11%で、年間19兆円を海外に払っているという数字でした。これが地域の再エネに置き換われば、仕事もお金の流れも地元に戻ってくる。エネルギー問題が「国の話」から「自分が暮らす地域の話」に変わる感覚がありました。 社会課題に興味はあるけど、専門用語や政治論争で疲れた人に向いている一冊です。できる・できないの抽象論より、現場で何が起きていて、どこまで可能性があるのかを知りたい人には特に合うと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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