
大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる (角川文庫)
植田 和男
KADOKAWA / 2020-02-21
この本について
お金の話って、日常で触れているはずなのに、実際どう動いているのか分からないまま仕事をしていること、多いですよね。会社のお金の流れを見ていても、投資とか金利とか、言葉だけ知っていて実態がつかめず、判断の軸がぶれてしまう瞬間があると思います。僕自身「金融はむずかしい世界」と距離を置いてきたタイプでした。 この本がありがたかったのは、金融を“現実のやり取り”として描いてくれたところです。例えば、今日のコメと明日のコメを交換する、という素朴な話から利子率の意味が腑に落ちたり、銀行がどんなリスクを抱えていて、なぜ信用がシステム全体を支えているのかが自然とつながったりします。資産価格の変動にはノイズとシグナルが混ざっている、という指摘も、日々ニュースに追われて判断がぶれる自分にそのまま返ってくる感覚がありました。専門用語を覚えるというより「経済がどうまわっているか」を地面の高さで理解できる本です。 仕事で数字に向き合う時間が増えてきた人や、投資に興味はあるけれどちゃんとした基礎を持てていない気がする人に特に向いています。華やかなテクニックではなく、経済の骨格を掴みたいときにほどよく効いてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
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