
フードバリューチェーンが変える日本農業 (日本経済新聞出版)
大泉一貫
この本について
農業の話題って、専門用語が多いし制度の歴史も長いので、「結局なにが本質的な問題なんだっけ…」と迷いがちですよね。特に、小規模農家が減っているとか、大規模化が進むとか聞いても、現場の実感とはズレている気がして、どこを見ればいいのか分からなくなる瞬間があります。 この本は、そのモヤモヤを一度ぜんぶ整理してくれる感じがありました。土地生産性と労働生産性がどう違うのか、大規模農家のどこに生産性の源泉があるのか、といった経営の視点がまず腹落ちします。そして「農業を単独の世界として見ない」という視点転換が効きました。食品企業やICT企業との連携がなぜ重要なのか、チェーン全体のどこで合理性が生まれるのかが、データと現場の事例で説明されているので、自分の中の固定観念が一つずつ剥がれていく感覚があります。 もう一つ良かったのは、2030年の農業像を“理想論”ではなく、統計や制度の変化を踏まえて描いているところです。なぜ大規模農家の時代が来ると読めるのか、なぜ保護農政が限界を迎えたのか、表層ではなく構造レベルで理解できるので、自分の判断基準が少しクリアになります。 現場感とマクロの視点を同時に整理したい人、あるいは「農業の未来って、ちゃんと語れる人少ないよな…」と感じている人に静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




