
星系出雲の兵站―遠征― 4 (ハヤカワ文庫JA)
林 譲治
早川書房 / 2020-05-26
この本について
仕事でも日常でも、判断に迷ったまま突っ走ってしまうことってありますよね。自分では「たぶん大丈夫」と思っていたのに、あとから「あれ、そもそも何も分かってなかったな…」と気づくあの感じ。わかったふりをしたことで、かえって状況をこじらせることもあると思います。 『星系出雲の兵站―遠征―4』を読んで刺さったのは、そんな“自分の無知さ”と向き合う視点が淡々と描かれていたところでした。「我々が何について無知であるかだ」という一文は、単なる軍事SFのセリフ以上に、日々の判断にもそのまま置き換えられます。奇襲に頼らざるを得ない状況がそもそも劣勢の証、という説明も、状況の表面ではなく構造を見る目を思い出させてくれるんですよね。そして失敗を単なる敗北として扱わず、「失敗した分、学ぶ」という当たり前だけど忘れがちな姿勢が、物語の中で自然に積み重ねられていきます。 現実の私たちも、無理に強がったり、わかったふりをしたりしてしまう場面があります。でも、この巻はその癖をそっとほどいてくれるような読み心地でした。特に、「自分の判断軸を一度リセットしたい人」にしっくり来ると思います。物語としても面白いですが、それ以上に、自分の視野がどこで狭くなっていたのかを静かに教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





