
ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ (幻冬舎新書)
山川清弘
幻冬舎 / 2020-05-28
この本について
仕事でも日常でも、「丁寧にやりたい気持ちはあるのに、全部が雑になっていくな…」みたいな瞬間ってありませんか。自分なりに頑張っているつもりでも、余裕がなくなると細部まで気を配れなくなる。そんなモヤモヤを抱えている時に、この本を読んでいて立ち止まりました。 読者が保存していた引用を見ても、多くの人が惹かれているのは“派手さではなく、基本を極める姿勢”なんだと思います。オムレツやパンケーキのような一見シンプルな料理を「自慢の料理」と言えるのは、積み重ねた技術と誠実さがあるからこそ。さらに、900室もの巨大ホテルのなかで、スモールラグジュアリー並みのサービスを目指すという無茶にも見える挑戦。これを読むと、規模や環境を言い訳にできなくなる反面、「自分の現場でも、ほんの1つだけ丁寧に直せることがあるかもしれない」と前向きに考えられました。 また、重光葵とマッカーサーのエピソードのように、歴史の転換点にホテルが立ち会ってきた姿からは、場所が持つ“文脈”の重さも伝わってきます。サービスや仕事って、表面的な作業じゃなくて、背景を理解することで質が変わるんだよな、と改めて感じました。 派手な成功論より、静かな職人性に惹かれる人にとっては、じわじわ効いてくる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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