
絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話
若林理砂
ミシマ社 / 20180720
この本について
最近、健康のことを考えるたびに「わかってるんだけど続かない」「急に頑張ってみても続かない自分に落ち込む」みたいなモヤモヤがつきまとう人、多いんじゃないでしょうか。自分もその一人で、運動を始めては膝を痛め、生活習慣を整えようとしては三日で脱落……を何度もやってきました。 この本は、そんな “自分へのがっかり感” をちょっと横に置いてくれる一冊でした。まず、無理なランニングをやめる話がとても現実的で、妙に救われます。走れない自分を責めるんじゃなくて、体が受け止められるところから始めればいいという姿勢が一貫しているんです。それから「手数が多いのは自信のなさ」という指摘は、長時間働けば安心する自分の癖を思い出して、思わず苦笑しました。頑張り方そのものを見直すきっかけになります。さらに、「一度中断してもまた始められる人が強い」という考え方がとても軽やかで、続けられない自分に貼っていたラベルが少し剥がれました。 大げさな健康法やストイックさより、「人間として無理なく続く形」を淡々と示してくれる本です。日常のケの部分をどう扱うか、という視点が心地よくて、生活の基準線を整える感じに近いと思います。 きっちりした健康本がしんどくて、でも今の生活のままでは少し不安……という人に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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