
フリー・トゥ・フォーカス 究極の仕事術
マイケル・ハイアット、長谷川圭
Pan Rolling Inc / 2020-10-03
この本について
仕事の予定が詰まっていくと、「断ったほうがいいのに、気づいたら引き受けていた」ということが続きます。自分の時間を守れていない自覚はあるのに、いざ依頼が来ると曖昧なまま流されてしまう。僕自身もずっとその繰り返しで、気づけばエネルギーも余白もすり減っていました。 この本が効いたのは、「決断そのものをその場で頑張らない仕組み」をくれたことでした。何かを頼まれた瞬間に迷うのではなく、あらかじめ“意志決定の基準”をつくっておく。そうすると、相手を傷つけずに断る形が自然と決まり、無理に背負い込む前に自分の大事な領域を守れるようになります。また、時間とエネルギーを現金のように扱うという比喩が、やりすぎのクセを客観的に見つめ直すきっかけになりました。 もうひとつ良かったのは、「ノーと言うことは悪いこと」という思い込みを少しゆるめてくれた点です。イエスと言うたびに、別の何かにノーを突きつけている。その当たり前の構造を理解すると、罪悪感よりも自分の選択を守る感覚のほうが少しだけ強くなります。 「断れないまま疲れが積み上がっている人」に静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
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