
今日も嫁を口説こうか (扶桑社BOOKS)
平子 祐希
扶桑社 / 2020-10-28
この本について
パートナーとの距離感って、慣れてくるほど難しくなりますよね。言葉にするのが気恥ずかしかったり、相手の気持ちをどう受け取ればいいのか分からなかったり。放っておいても崩れない関係なんて実はなくて、でも気合いを入れすぎるのも違う気がして、結局よく分からないまま日々が流れていく。自分もずっとそのあたりで迷ってきました。 『今日も嫁を口説こうか』は「こうすればうまくいく」みたいな小手先の技を教える本ではありません。むしろ、照れや不器用さを抱えたままパートナーを大事にしようとする時、人がどんな気持ちでいるのかを、平子さん自身の生活の具体的なシーンを通して見せてくれる本です。動物ごっこへの全力参加とか、ふざけた流れの中で急に真顔で気持ちを伝えるくだりなんて、一見ふざけていますが、関係をていねいにつくろうとする姿勢そのものなんですよね。 さらに、結婚はふたりだけの話じゃないという視点や、相手から向けられた「人生を預ける」という覚悟への向き合い方も、妙に背筋が伸びます。ロマンチックな言葉が苦手な人でも「大好きだよ」を選ぶ理由を読むと、確かにこういう温度で伝えるのはありかもしれない、と自然に思えてくるはずです。 パートナーとの関係を「続ける」より「育てる」に近づけたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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