
大J林
千原 ジュニア
扶桑社 / 2020-12-16
この本について
仕事でも人間関係でも、言いたいことがあるのに言えなかったり、つい当たり障りなくまとめてしまう瞬間ってありますよね。あとから「なんか違ったな…」と自分に引っかかるあの感じ。読者の方が保存していた「のこと」「目ぇ言」の断片には、そんな“言葉にしきれない本音”に触れたときの反応がにじんでいる気がしました。千原ジュニアさんの言葉って、妙に生々しくて、言い淀んだ部分ごと拾ってくれるところがあるんですよね。 この本は、派手な成功談というより、芸人として積み重ねてきた「うまく言えない瞬間」や「言葉が身体より先に出る感じ」を、そのままの体温で書いています。例えば、自分の中でまだ形になっていない感情にどう向き合うかとか、相手の目を見て言おうとして言えなかった経験をどう受け止めたかとか、読んでいるとこちら側の記憶まで勝手に引き出されるような場面が多い。無理にポジティブに持っていくのではなく、うまく噛み砕けないままの気持ちに、少しだけ輪郭を与えてくれる感じです。 言葉にするのが苦手だけど、放っておくとモヤモヤが溜まっていくタイプの人には特に刺さると思います。すぐに状況が変わるわけではないけれど、「ああ、自分だけじゃないんだな」と肩の力が抜ける。そのくらいの距離感で寄り添ってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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