
日本史に学ぶ成功者たちの勉強法
加来耕三
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-12-25
この本について
勉強しなきゃと思いながら、何をどう学べばいいのか分からないまま時間だけ過ぎていくことってありますよね。やる気が出たり消えたり、続けたい気持ちはあるのに腰が重い。僕もそういう波にずっと振り回されてきました。 この本は「努力しろ」と背中を押す類ではなく、歴史上の人物たちがどんな状況で、どんなふうに学びに向き合っていたのかを淡々と描いています。たとえば、秀吉が信長のやり方をただ真似したのではなく、「どこを守り、どこを破り、どこを離れるか」を考え続けていた話。あるいは石田梅岩が、自分の心が本当に求めているものを見極めるために遊び方まで見直した話。こういう具体的な場面を見ると、「学ぶってこういう地道な判断の積み重ねなんだな」と視点が変わってきます。 もうひとつ、この本が静かに効いてくるのは、「才能があるから学ぶのではなく、学びながら自分の可能性に気づいていく」人物が繰り返し登場するところです。兼続が最初にやったのは、自分の“できること・できないこと”を冷静に分ける作業だったというくだりは、自分の毎日の勉強のつまずきにもそのまま置き換えられます。 歴史というと堅く感じるかもしれませんが、むしろ「今の自分の悩みの原型は昔の人も抱えていたんだな」と気がラクになる本でした。自分のペースで学び直したい人に刺さると思います。
読書インサイト
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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