
なんのために学ぶのか (SB新書)
池上 彰
SBクリエイティブ / 2020-03-05
この本について
勉強って大事なのはわかってるけど、仕事や生活に追われていると「そもそも何のために学ぶんだっけ」と立ち止まることがあります。新しい知識を入れても、すぐ使わなきゃ意味がない気がしてしまったり、人の意見をそのまま飲み込んでしまって自分の考えがどこにあるのかわからなくなったり。僕自身も同じようにモヤモヤしていた時期が長かったです。 この本を読んで救われたのは、「学ぶってもっと素朴でいいんだ」と思い出せたところでした。たとえば、すぐ役に立つかどうかより「おもしろいと思えることを追いかける」ことが、後から武器になるという話。これは日々の焦りを少し溶かしてくれました。また、読んだ内容をそのまま受け取るのではなく、一度立ち止まって自分で考える時間を持つことの大切さも、いまの情報過多の中で忘れがちな視点でした。さらに、因数分解の話のように、基礎的な学びが複雑なものを整理する力につながるという例は、「学ぶ意味」が具体的な形でつかめる瞬間でした。 大げさな成功論ではなくて、「学ぶってこういう感覚だったよね」と現実的に思い出させてくれる一冊です。勉強に前向きになれない時期のある大人ほど、静かに響くと思います。こんな人に刺さる本です。自分のペースで学び直したいけれど、一歩目がなかなか踏み出せない人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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