
賢さをつくる 頭はよくなる。よくなりたければ。
谷川 祐基
CEメディアハウス / 2019-12-28
この本について
仕事でも勉強でも、同じところでつまずく理由がよく分からないまま時間だけが過ぎていくこと、ありませんか。インプットしているつもりなのに身についていない気がしたり、急に抽象度の高い話を振られると頭が固まったり。自分だけ思考の切り替えが遅いのでは、と焦るあの感じです。 この本は、そのモヤモヤを「具体」と「抽象」というシンプルな軸で整理してくれます。著者が言うように、頭のよさは才能ではなく、具体化と抽象化を行き来する回数や距離、スピードの話にすぎないとわかると、思考が急に扱いやすくなるんですよね。たとえば、仕事の指示が急に抽象的になったとき、まず「そもそも?」と右向きに考えて意図をつかむ。それができれば、次に「たとえば?」と左向きに降りていけば行動に落とせる。こういう往復の仕方が言語化されているので、迷ったときの足場になります。 そしてもう一つありがたいのは、「暗記が得意な人は実は抽象化が得意」という指摘。勉強が苦手だった自分にはかなり救いで、知識量の差ではなく「ピースのまとめ方」の差だと思えるだけで、インプットの仕方が変わっていきました。 「考える力って結局なに?」と日々の仕事で行ったり来たりしている人に向いています。自分の思考を鍛える方法を、現実的なレベルで知りたいときにそっと横に置いておける一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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