
文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック
阿部紘久
日本実業出版社 / 2009-08-01
この本について
文章を書くとき、「なんか言いたいことはあるのに形にならない」「読み返すと自分でもモヤっとする」みたいな瞬間ってありませんか。仕事の報告書でも、日常のメッセージでも、ちょっとした言い回しで伝わり方がガラッと変わってしまうところが厄介なんですよね。僕もずっとそこでつまずき続けてきました。 この本が助かったのは、大きな理論ではなく、実際に“どこで文章が引っかかるのか”を一つひとつ見せてくれたところです。たとえば「文の前半と後半をきちんとかみ合わせる」とか、「言葉の意味を自分の体内辞書で確認する」とか、当たり前に見えてスルーしがちな部分を丁寧に教えてくれます。曖昧な言い回しを削るだけで、読む側の違和感がすっと消えていく感覚もありました。「基本的に」「なるたけ」みたいな言葉が、どれだけ自分の文章をぼかしていたかにも気づかされます。 文章力というと特別な才能のように思えますが、この本では「誰に何を伝えたいのか」をシンプルに整理するところから始めていて、書く力がそのまま仕事の問題発見や説明の力につながる、という位置づけなのも納得でした。文章そのものを良くするというより、自分の思考のクセと向き合うきっかけをもらった感じがあります。 余計な飾りよりも、伝わる文章を落ち着いて作りたい人にはかなり刺さると思います。
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