
コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術
阿部 広太郎
ダイヤモンド社 / 2020-03-04
この本について
仕事で文章を書くたびに、「結局なにを伝えたいんだっけ…」と手が止まることがあります。相手の反応を想像すると急に言葉が弱気になったり、気づけば無難な表現でまとめてしまったり。自分でも腑に落ちていないまま言葉を並べている感覚、けっこうしんどいですよね。 この本が効くのは、そんな“なんとなく書いてしまう癖”に気づかせてくれるところでした。たとえば「伝わるとは、思い出してもらえること」という一文。これを意識しただけで、文章を整える前に“自分は何を覚えてほしいのか”を考える癖がつきました。また、「情景が思い浮かぶ言外の情報」という視点は、抽象的な表現を減らし、具体的な場面を一行だけでも入れてみようと背中を押してくれます。さらに自己紹介に対して“興味の入口だけつくればいい”という考え方は、完璧に説明しようとして空回りしていた自分にはかなり救いでした。 言葉を磨くというよりも、日々の迷いや無意識の癖を一度テーブルに出して整える感じに近い本です。「丁寧に考えて書きたいけど、どう整理すればいいかわからない」という人には特に刺さると思います。 僕自身まだ試行錯誤の途中ですが、この本で学んだ「余計なものを足さず、覚えてほしい一点に寄せる」という姿勢は、仕事でも日常の会話でもじわじわ効いています。
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