
マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ
向後善之, 久保田健司, and 大舞キリコ
日本能率協会マネジメントセンター / 2021-02-26
この本について
人と話していて、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、「相手の本音がどこにあるのか全然つかめない」とか、そんな小さなモヤモヤが積もる日ってありますよね。自分の聞き方が悪いのか、相手の問題なのか、それともそもそも“わかり合う”って何なのか…と立ち止まってしまうあの感じ、僕もよくあります。 この本が面白いのは、そうした行き詰まりを“無理に理解しようとしない”ところからほぐしてくれる点です。相手の言葉の背景はみんな違うし、対話というのはそのズレを前提にしながら、共通点の種みたいなものを探していく営みなんだと気づかされます。また、「この質問していいのかな」と迷った時に、その迷いを横に置いて好奇心から問いかける姿勢が紹介されていて、これが日常の人間関係でもかなり効きます。さらに、言葉ではなく表情や部屋のものといった“無言のメッセージ”にも耳を傾けるという視点は、相手を急に立体的に感じさせてくれます。 誰かと深く関わろうとするほど、距離が縮まるどころか不安や戸惑いが増えることもあります。そんな時に、この本は「対話とは、わからなさを抱えたまま一緒に考えることなんだ」と、少し肩の力を抜いてくれる感じがあります。 特に、相手とじっくり向き合いたいけれど、どうしても構えてしまう人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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