
コロナ脳 ~日本人はデマに殺される ~(小学館新書)
小林よしのり、宮沢孝幸
小学館 / 2021-04-06
この本について
コロナの時期を振り返ると、「あの判断って本当に正しかったんだろうか」とか、「自分は何を基準に動けばよかったのか」と、いまだにモヤモヤが残ることがあります。専門家の言うこともバラバラで、結局どこまで怖がればいいのか分からないまま日常だけが進んでいった、そんな感覚を持っている人は多いと思います。 この本は、当時の空気に飲まれたままの自分を、一度フラットに戻すきっかけになります。著者たちの主張には強い言葉もありますが、抜粋を読むかぎり、本質的には「冷静さを取り戻すための視点」を差し出してくれているように感じました。たとえば、ウイルス量や家庭内感染の研究データを通して、“どの行動が本当にリスクなのか”を具体的に考え直せたり、医療やお金の問題に踏み込むところでは、“理想論では回らない現場”を想像するきっかけになったりします。また、「命を守るために自粛を」と言われ続けた数年間に抱いた違和感を、丁寧に言語化してくれる部分もあります。 全部をそのまま信じる必要はなくて、自分の判断軸を取り戻すための材料として読むのがちょうどいい本です。世の中の“正しさ”に振り回されやすい人や、あの数年間の答え合わせをゆっくりしたい人には、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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